四国のルアー＆フライ

前回、水が多く、潰れてたポイントが気になって、同じ渓に入る。

水位はそれほど下がって無く丁度いい感じ。今日はアマゴが浮いて僕のフライをバクバク！なんて妄想しながら先を急ぐ。


行き止まりの登山道から渓に降り、そこから川を遡行する。

２,３日前に左膝を軽く痛め、もうすっかり治った。ハズだったが、巨岩群がジワジワ膝をイジメて行く。

かなり遡行した頃に激痛が走ってひっくり返りそうになる。ま～大した事無いか～。と思い、遡行を続ける。


渓相は良いのに相変わらず反応は無い。どうやら良いサイズは抜かれた後で新しい足跡がある。


やっと渓相が変わり反応も良くなった。その頃にはすでに左膝を曲げると激痛！
普通の人ならとっくにＵターン。ちょっとオバカさんの僕は、更に上流に・・・・。

サイズはともかくアマゴの魚影は濃くなって２０センチ以下の１５～１８センチのチビ達が少しも遠慮せずにバクバク食ってくれた。

良いサイズは偏食気味。今日は風が強く、テレストリアルがたくさん流れて、かなり上を意識してる。

しかもマイクロサイズ。
ロッドはライトスタッフ７１０、♯３。上流からの風に苦戦しながらもマズマズのサイズをキャッチ出来た。



足のせいかデジカメがおかしいのか手ブレしてます。

腕のせいです！(笑)

大水の後の渓は凄く透き通ってます。

もう足が限界！！曲げただけで激痛！それでもまだ遡行を続けて２本追加。


ふと、帰りの事を考える。
『この足で帰れるんか？』『何時間かかる？』『明るいうちに車までたどり着けるか？』


ココに永住するわけにはいかない！這ってでも帰ってやる！！

曲げれない左足をひこずりながら下流に向かう。

甘くはなかった！石から石へ軽く飛び移る事も出来ないし、バランスを崩しても次の足が出せないし、少しつまづいただけでも激痛が走り、何回もひっくり返りそうになった。ほんの少しのミスが命の危険を感じる。あ～情けない！(泣)


激痛と闘いながら、一歩一歩踏みしめながら、少しでも下流に移動して行く。

この大自然の中でどんなに助けを呼んでも、おもいっきり叫んでも、ドコへも届かない。


高巻きが何より辛かった！崩れた登山道を登ったり降りたり、休憩しながら・・・・・。あ～神様、今日だけバリアフリーにして下さい～～！


機能停止の左足でも、シャッターは押せます！(笑)


なんとか暗くなる前に車に到着！ホッとして少し休憩。

よっしゃ帰るぞぉ！

『アレ？エンジンがかからん？』



クラッチが踏めんのじゃあぁぁぁ～～～～！！！！！